2005年10月29日

10/29 ナラボーで意外なところでの地獄の一日 Nundroo到着

今日からはもう180kmぐらいの町のない区間はないので気楽だった。朝は5時半に起きて、その後食事をする。食事は玉子とベーコンのサンド。。食パン二枚を焼いて目玉焼きにベーコン二枚ぐらいを挟んだだけの物が6.5ドルもするんだから、阿漕な商売だよ。富士山の上なら車が来られないんだからわかる。でもここはこんなにデカイトラックが走っているのだからそんなに大変なことではないと思うが…。

もちろん自己発電で生活しているし、電話も電波で飛ばして水は雨水なのだからわかるけどね。わかるけど実際にそれを見ると高すぎるって感じる。


そして少し前の町であった人も隣の部屋で朝とっとと支度をして出かけてしまった。時間があれば次々であるNundrooまで行くという。自分もとっとと支度をして7時チョイ過ぎに出発する。天気は曇りで雨が降りそうな感じ。風は南風であまり風の恩恵はなし。


しばらくの間は平らな道が続く。そのうち木が出てくるといよいよここからは上り下りがひたすら続く道路になる。ここからの特徴は角度が急だったり、長く下った後長く上るというような感じで今までの小さな上り下りとは少し異なった。更に追い打ちをかけるのが右足の膝が痛くて力が全く入らなくなったことだ。風の助けもないので25kmの位置で既に動かなかった。次々までならあと125kmほどあるのに…。

とりあえず左足でただただがんばってこいだ。めっちゃ辛かった。坂は上れないので歩いて上ったりしてほとんど速度は出なかった。水はゆとりがあったが食料が何もないため、腹が減ってしまい、コーヒーや紅茶用の小袋の砂糖を食べたりした。こんなのは初めてだけどもう食わないと居られないんだ。

ただ我慢とかいう次元ではなく、何も食べなかったら本当に体が動かなくなる感覚があるし体がとにかくエネルギー補給を求める。

なのでこまめに休んで居たが、既に一度座ると自分の足だけでは立てないほどの激痛が膝に走るようになっていた。しかしあと10キロ…と時速10キロだと1時間もかかるのにもうすぐだ!と言い聞かせて走った。こんなに辛いのは本当に初めてだった。それだけもう体に疲労が溜まってきている証拠だろう。残り少しだから一気に!!!なんて日頃から走っている人ならともかく、毎日ほとんど15キロしか走らなかった自分ができることじゃなかった。

そう、ちょっと運動不足だから解消でやってみよう!!なんて始めるんじゃなかったと初めて強い後悔をした。

しかしそのままなんとかがんばって当初の予定を大きく遅れて午後2時半に次の町であるYalataに到着する。写真を取りわすれたーー。。。すみません。

なぜかというと、このYalataという町はアボリジニーの町になっている。ここからのコミュニティに入るところではカメラはダメとかいろいろと書かれてある。そうここはもうアボリジニーの場所なんだ。

ロードハウス自体はまあそんなに小さくもないが決して大きくもない。時間もだけどトラックも何も止まってないし静かな感じはした。


で何がテンションを下げたかというと、ここの町のところに汚ない格好をしてオッサンがニヤニヤにしてこっちをみて、20ドル札を見せて親指を立ててる。。。。なんの意味かさっぱりわからん。。でなんだか怖いので全く入らずにこの町を後にする。水はあと700mlほどだ。時速15キロで走れば52kmだからなんとか次の町であるNundrooまでは走れると思った。

しかし予想は外れた。まず坂がまだまだ続いたこと、道路がここからは南東の方に走るので風の影響を受けやすくなったことで更に速度が出なくなった。その上膝の激痛。。水が見事に15km手前で無くなった。時速10キロだから15kmといっても1時間半水はないということだ。

最後の水を飲むとき、あまりに腹が減っていて残っていたコーンスープの粉を食べて水を飲む。そのぐらい腹も減っていた。

あまりに膝が痛く、更に水も食料もなく危機感を感じ、いよいよ解熱鎮痛剤を飲む。痛み止めをのんで膝の痛みを消して無理して走るしか方法がなかった。あと湿布を膝に貼って痛みを和らげて一気に走る。

その時に座って湿布を貼っていたら、警察の車が通りかかって止まって「大丈夫か?」と声をかけてくれた。ぜんぜん大丈夫じゃないけど、救急車なんて呼ばれたらそれこそ困るので『ああ、問題ないよ』と答えたらすぐに行ってしまった。

でも速度はあまり変わらなかった。この辺に来るといよいよ町らしくなりファーム、農場が出てくる。木がなくなると風がまともに当たるようになり余計に速度が出ない。なのでラスト15kmは辛かった。しかしオーストラリアの風ってのは暗くなってくると風が止んだりする。そのおかげで6時を過ぎ日が沈むと風が弱くなり時速15キロで走れるようになった。

結局MUNDRABILLA ROADHOUSEの282kmの日ほど真っ暗にならずに次の町であるNundrooに到着できた。ここら辺は電気はいよいよ来ているらしく電話も来ているのかもしれない。

風車がたくさんありとても綺麗な所だ。

Nundrooにつくと今夜もバッパーに泊まることにする。$10で相部屋だった。初めての相部屋だったが、例の彼(フィル)もここに泊まっていた。
自転車を置くなりとにかく何か食べたかったのでレストランに行きハンバーガー$5.95とホットドッグ$3.8とポテトのM$5を注文する。そうわかるだろうけど、このNundrooはもう物価の値段が下がってきているのだ。コーラもいつものように大きいのを!と言うとここでは大きいのは2L入りで、今までの1.25Lのとは違った。価格も2Lで4.2ドルと安くなっている。スーパーよりかは高いが価格は随分と落ちた。

水は600mlが2ドルほどで1.5Lが4.5ドル、でも2Lが3ドルと安くなる。。じゃあ1.5L置かなきゃいいのに…と思うんだけどね。ここのロードハウスのおじさんはとても親切でいい感じの人だ。


さて…ハンバーガーができてびっくりする。というのもポテトが半端じゃない量なのだ。マックのポテトならLの2.5倍ぐらいかな。山のようにある。Mediumという言葉の感覚が自分の想像とは全く違う物だった。

しかし腹が減っていたのでほぼすべて食べてしまう。コーラは1L以上は飲む。最悪の食生活だがここではこれしか食べるものがないし体が求めるから仕方ない。でも一気に食べたため、吐きそうになってトイレに駆け込むも吐けず、大を出したらスッキリした。(笑)

一日、朝飯のベーコンエッグサンドだけで10時間半こぎ続けるなんてむちゃくちゃだよな。


なのでNundrooという町はもう物価が随分と普通の町になるのだ(もちろんだけど安くはない。安くはないが納得できる水準にはなる)。電気はあるようで、水は風車を使ってくみ出しているのだろうか。ウォータータンクはないようだ。ただし水が今までの場所以上に塩味が強いので地下水を使っているのだろう。何より海に近いし出やすいのかもしれない。

電話は電話線が来ている気はするんだけどね。実際の所は知らない。

食事を終えて電話をして少し時間をつぶした後、部屋で休んでいると前の町であった彼がBARから戻ってきた。一緒に寝るので、初めて名前を名乗る。彼はフィルといって、ホワイトバンドと同じ活動でチャリティでパースからシドニーまで走っているという。イングランドからの移民で20年パースで生活しているという。

少しいろいろと話した後、自分はシャワーを浴びに行く。シャワーは無料で鍵に部屋の鍵の他にもう一つありそれがシャワーの部屋の鍵になっている。

あとは部屋でいろいろとまとめて整理したあと、親指の足の消毒と、湿布を貼って、歯を磨いて10時に就寝する。


夜はフィルのいびきがうるさかったけど自転車に乗るときとは別で機密性の高いイヤホンとmp3のおかげでゆっくり寝られた。
2005年10月30日(日曜日) 7時37分52秒

サイクルコンピューター
・走行距離は149.41km
・平均速度は14.1km/h
・時間は 10h 32m
・タイム AM7-PM7
・温度 15.5-21
・天気 曇り午後から晴れ

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://au.fcbe.net/mt-tb.cgi/425

コメント

ども。
2度目のコメントですが前回のメールは届きましたでしょうか??
いつも楽しく拝見させてもらってます。
しばらく更新が無かったので心配でしたが。
大丈夫そうでなによりです。
色々写真を拝見しましたがナラボーって全然かわりませんね。
看板だとか風景だとか。
写真とコメントの通り目の前の坂ってなかなか近づかないですよね。
おまけに坂に見えるのに坂じゃないみたいな。
普通なのに坂だったとか。
アデレードの宿ですが今でもあればですが
ラックサッカーズというバックパッカーがチャリダーの宿では有名でした。
1995年の話ですが。
時代は変わっても辛さは変わらないでしょうね。
脚が痛いのは多分関節だと思いますがそのうち不思議となくなると思います。
オイラはそうでしたが。

是非がんばって横断してください。
ちなみにルートにもよりますが5000kmこえますよ。
ではゴールまでがんばってください。
またコメントします。

どうも。

ナラボーに看板なんてあったかどうかも覚えてないほど必死に渡ってました。あーこういう旅じゃーいけないんでしょうね。

写真がなかったら随分と忘れてしまっているような気がします。


坂の話ですが、不思議な感覚が確かに起こりますね。なんであんな感覚が出るのかと思います。

今でも「なんか重いなぁー」とパンクかと思って見たりしても異常はないし、後ろを見ると緩やかに上っていたとかはよくあります。

平地でも上っている感覚があるのはとても不思議です。


膝の痛みですが、大丈夫だとは思いますが今朝の痛みがあまりにマズイ痛みだったので、明日は痛みがあればやめますが一晩寝れば取れると思うので、明日にはポートオーガスタを離れます。

この町は肌に合う町でしたが、宿が高いところしかないので移動せざる得ないです。

とりあえずアデレードまでに一週間どこかの町で休みたいというのが本音です。もう町はこまめにあるので無理をする理由もないし。

またがんばります!がもう限界かも…。

やっぱり定住するって生きる上で大切なことだなぁーと痛感する毎日です。毎朝起きて今日はどこまで行くか、どこの宿に泊まるかと考えるのが苦痛です。。。

でもゴールまではがんばりますけどね。あと1/3で帰国するわけにはいかないので。

ではでは(^^)

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)