なぜ旅に出ることになったか
このブログを開設したのが05年3月上旬だったと思う。そもそも行こうと決めたのは開設の前。2005年2月5日。この日がすべてのスタートだった。
なぜ2月5日に決まったか。弟が海外留学へ行く事になっていた。いよいよ1ヶ月も切るといろいろとしなければならないことがあった。自分は海外には何度か出かけている上に、最初以外はすべて自分で航空券手配からすべてやった。バックパッカーとして宿を渡り歩いて転々と旅もしたし、嫌いではなかった。
そんな中で初めての国外に出る弟。最初はホームステイで典型的なお任せタイプの道を歩もうとしていた。だから自分は「自分で考えてすべてやってみろ」と助言していたが、言った限りには手伝わないわけにはいかない。そのために少しだが手伝いをしてた。
そんな手伝いをしていたら、自分もいい歳になってきたし、
今しかない!
と思い、行くことを決意した。
その後はいろいろと調べて、本当に自分の計画は実行可能なものなのか調べて、真っ先に検索に引っかかってきたのが、Trans-Continentalだった。まさに探していた情報にピッタリだった。
そしてブログを開設する時にはほぼ見通しは経っていたが、細かい情報を集めたかったのもありブログを開設。結果的に様々な人と繋がりあえ、そして助言していただきかなり現実的に実行できそうなプランにまで仕上がった。
しかし実を言えば元々は
3年ぐらい前から考えていた。
元々は自転車で横断しようなんてもちろん思わなかった。まずはワーキングホリデーで一年間海外に行こう!そう思っていたし、周りにも相談や「今年こそは!」といっていたが、ズルズルとなっていた。
原因は自分には一年間というのが耐えられる自信がなかった。英語はわからないし自信もない。働くといっても、どの程度職に就けるのかもわからない。すべてが不安だった。一年間という恐怖がとてつもなく怖く、一歩を踏み出させようとしなかった。
しかし今年に入り考え方は変わりつつあった。一つはある程度自由にやれる歳も限られたと実感したこと、もう一つはもし死ぬんならそれでいいやと思えたこと。死ぬ気でやって死んだならそれでいいって。そう思ったら怖くなくなった。
恐怖という呪縛からとければ、道が見えてきた。
死ななくたって長く滞在するだけが価値じゃない。別にワーホリ(だけ)なんて世間で認められるほどすごい事じゃない。期間ではなく中身でいいし、どうしても耐えられないほど辛いなら別に帰国したらいい。そうも思えた。
その段階で自分の中では一年滞在というのは頭から消え、そして本当にダメなら逃げればいいという考え方が生まれた。でもそれだけでは何もならない。
人と違うことをしておこうと思った。それで自転車に乗って横断しよう!
距離は走れないだろうが、自分のペースで毎日やってみようと。
自転車で!というのは実はこの時ではない。自転車で渡ろうかなと思ったのは1年半ぐらい前だ。案はあった。ただ本当にするとは思わず「こんなことできたらいいよね」ぐらいだった。
最終的な決断は、日頃の運動不足解消に自転車に乗ろうと思った事から、MTBを購入したことだった。
元々自転車には乗っていたが、1万円もしないMTBでそれもフルサスという今考えたらゴミを買ったようなものだったが、それが案の定壊れたため、どうせなら長く乗れるものを買って大事に乗ろうと購入。
スポーツとして自転車に乗ったことは一度も経験はない。ただ昔から田舎なので自動車がなければかなりの距離を走らなければいろいろなお店に行けなかった。そんなこともあって自動車に乗る前までは、40kmとか平気で乗っていたので、オーストラリア横断もできるかなーと思った。
最終的には経験不足から時間はかかるだろうし、肉体的にもどの程度厳しいものなのかは本当にはわかっていない。そのため、長期滞在を視野に入れ、時間はたくさん用意し、距離は慣れた人なら二ヶ月か三ヶ月で走れるところを、6ヶ月以上の時間を費やしてでも成功させればいいと決めて、行くことを決意した。
一言ではまとめきれない背景が実はあったりするものだと思う。特に大学時代にやっていたとか、自転車が好きで国内を制覇してしまったとかいろいろな人が居るとは思うが、自分みたいな全く経験のない人間が始めるというのは、案外いろいろとあるものだとは思う。
でも恐怖しかないときは絶対に出来ないことだと思うし、きっとやりたいと思いできない人は恐怖しか無いんだと思う。自分もそうだったし、同じ事ができない人は居て当たり前だと思う。
ただそれを捨てられたとき、次々と道が見え、そして歩き出せる。それだけでも既に良い経験が出来たと思う。

コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)